私たちショージワークスは、一人でも多くのお客様の生活の中に馴染むものづくりを目指しております。 それは、髪の毛を整えたり、洋服のお手入れをしたり、体を洗ったり。 様々な場面で存在できるような商品を提供したいと考えております。 また、ブラシというものはとても豊かなもので、洋服のお手入れに欠かせないブラッシング。 ブラシをかける事で、洋服の繊維の奥に付いているほこりや花粉を落とすだけでなく生地の繊維も整えてくれたり、 繊維の絡まりもほぐし毛玉になるのを未然に防いでくれます。 お気に入りの洋服を長く愛用していただきたい。 日々のお手入れをしていただきたいのです。 そんなブラシが活躍できる文化を日本でももっと、生まれてほしいと願っています。 工程は拘って2/3がハンドメイドで作っていますが、決して工芸品という考え方ではなく、 気軽にブラシを日常で使っていただき、愛してあげて欲しい思っております。
<ハンドル部分の拘り> 大手メーカーは安くて大量生産できるプラスティック製を使っておりますが、 私たちはハンドル部分に木を使うことに拘っております。 それは、木の見た感じに受ける(癒しともとれる)温かさや触ったときの肌への優しい感触。 愛情込めて使っていくと、色も形もその人のものに経年変化していく様。 木は製品になっても生きていることが感じられるのです。 その中でも我が社でよく使用するのがウォールナットです。 西洋で使われ始めたのが1600年代後半(日本は江戸時代)。 ウォールナットは伐採するまでに100年以上かけて育てられます。 ウォールナット独特の深いブラウンは高級感・重厚感が感じられます。 見た目の良さだけでなく、製品になった後も狂いが少なく耐久性もある事から信頼して使っております。 <ブラシの毛の拘り> 私たちのブラシ作りにかかせない動物の毛(猪毛・豚毛・馬毛)。 ヘアーブラシに使用している猪毛や豚毛は、人間の髪の毛と同じたんぱく質で できておりますので相性がとても良いです。また、油分や水分を多く含んでいるのでキューティクルの大敵である静電気が起こりにくく、獣毛のヘアーブラシで髪を梳かすと髪の毛のキューティクルを整え、髪の毛が綺麗に整列するので 光を正常に反射するので髪に艶があるように見えます。 獣毛の毛根が優しく頭皮に当たることにより頭皮マッサージができ、頭皮の新陳代謝を促す効果もあります。 洋服ブラシの馬毛はは柔らかくきめ細かいわりに毛にコシがあるのが特徴です。 デリケートな素材を使用した衣類にも安心して使えます。 最近のスーツの素材はイタリア生地が使われていることが多いので柔らかい馬毛がお勧めです。
私たちは大正14年に創業し、古い歴史と伝統技術を守りながら、ブラシ一筋でものづくりをしてきました。 創業当時は大阪府の野田の家の裏に小さな工場を構え、家内制工業で作業をしていました。 木のハンドルに毛を植え込む一部分の作業からスタート。 それ以降、お客様のご要望に応えるため、ブラシの完成までの工程をひとつずつ増やし、 今現在は、木材や獣毛といった原材料の仕入れから完成品まで木製ブラシを一貫生産しているのは、 日本国内では我が社だけです。 また、創業時の1925年から2008年までは受注の100%がOEMで、 伝統の技術と各材料をしっかりと選別できる技術を生かし、 これからも「本当に良い製品だけ」をお客様に提供していきたいと思っております。